
時折地震のニュースが流れるフィリピン。最近の大きな地震といえば、2019年4月22日震源地フィリピン北部でマグニチュード6.3の強い地震が発生し、首都マニラでは少なくとも建物が2棟は倒壊され、5人が死亡してしまいました。
もし、フィリピン滞在中に地震に遭遇してしまったら不安ですよね。地震や津波などの自然災害はいつどこで襲ってくるかわかりません。フィリピン滞在中に地震が起きてしまったらどんな行動を取るべきなのでしょうか?
今回は、フィリピンで地震が起きた時の避難行動や避難場所についてご紹介致します。これからフィリピンに行く予定のある方も、ぜひ事前に知っておいて下さい。
フィリピンで地震に遭遇してしまった時に取るべき行動!
地震大国の日本に比べるとフィリピンでは地震は少ないと言います。しかし安心して滞在していても、いざという時にすぐに行動が取れるようにしておかなければなりません。
屋外にいて地震が起きてしまったら、まず落ち着いて、自分の身を守るために真っ先に建物から離れましょう。また上から信号や頭上に落ちてきそうな物があれば確認し、いち早くそこから離れて下さい。
ホテルなどの屋内にいた場合、チェックイン時に確認しておいた非常口から出て従業員の支持に従い行動します。部屋やレストランにいて地震が起きてしまったら、すぐに机の下に潜り、頭と顔を腕で覆い守ります。屋内はどこにいても、家具家電が落ちてくることを想定し、避難できる場所を確保するようにして下さい。
また、フィリピンでいつ地震が起きるかわからないため「水」は事前に確保しておきましょう。
SNSで地震情報収集や安否情報を発信しよう!
フィリピンにも地震速報はありますが、日本と比べると遅いです。
ネット回線はすぐに切れてしまい使えなくなることがあります。回線が繋がっても短く、数分の可能性が高いため、その一瞬の隙に日本の家族や知人に安否を知らせましょう。
また、フィリピンに滞在している日本人の情報を得るにはTwitterに頼ること。地震時の緊急情報はTwitterやFacebookのSNSを利用し、リアルタイムで確認するのがオススメです。ただし、SNSでも地震情報が1時間以上遅れて流れることもあるので、全てSNSに頼り過ぎないようにして下さい。現地にいる日本人や日本語が通じるフィリピン人に状況を聞くというのも一つの手段です。
フィリピンで地震発生時に避難する安全な場所は?
一番ベストな避難場所は日本大使館・領事館です。
日本大使館が避難するのが困難な場合は、現地の信頼できるフィリピン人や在留日本人でも良いので、その人の元に身を寄せましょう。
また、フィリピンに長期滞在予定のある方は大使館に「在留届」の提出をしておきましょう。在留届を提出しておくことで、海外での事件や事故、災害に巻き込まれた際に日本大使館・領事館が所在地を確認して援護してくれます。さらに、災害時には日本語による情報提供を受け取ることができます。フィリピンで不確かな情報の中、事実を自分で探さなければならない場合において、大使館の情報は信頼できるでしょう。
【フィリピン大使館・領事館】
住所:2627 Roxas.Blvd.,Pasay City, Metro.Manila
電話:日本語対応(63-2)834-7508
URL:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000139.html
【セブ大使館・領事館】
住所:7th Floor Keppel Center Samar Loop cor Cardinal Rosales Avenue,
Cebu Business Park,Cebu City Philippines
電話:(63-32)231-7321
URL:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000137.html