フィリピン現大統領『ドゥテルテ大統領』ってどんな人?

フィリピンの現大統領は、2016年6月30日に就任したロドリゴ・ドゥテルテ氏。
先日実施されたフィリピン中間選挙でドゥテルテ大統領派が圧勝したと、ネットニュースでも話題になりましたよね。
今回は、そんな今注目されている『ドゥテルテ大統領』についてご紹介致します。

ドゥテルテ大統領の経歴


《写真参照元:https://jp.sputniknews.com/politics/201902135918431/》
フィリピンの現大統領『ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)』氏は、フィリピン第16代目の大統領。出身地はフィリピンで最も貧しい地域のひとつと言われるレイテ島マアシンですが、幼少期から南部にあるダバオ市に移り住み、10年ほどダバオの検察官として働いた後ダバオ市の市長を7期(22年)務めています。
当時ダバオはフィリピンで最も治安の悪い地域として有名でしたが、ドゥテルテ氏は市長時代に麻薬取り締まり政策として死刑制度を導入するなど徹底した犯罪取り締まり政策を断行し、ダバオ市の治安を劇的に改善。その後2016年6月末に大統領に就任し、フィリピン国民からの大統領支持率は8割以上となっています。

ドゥテルテ大統領は危険人物?

フィリピン国民から驚異的な支持率を誇るドゥテルテ大統領ですが、問題発言が多く、過激な犯罪対策を行っていることから、世界的には危険人物のレッテルを貼られています。
◆ドゥテルテ大統領の問題発言
2016年の大統領選では「大統領になれば、国民を不幸にする人間を皆殺しにする。マニラ湾の魚は肥え太るだろう、死体を投げ込んでやる」と発言。そのほかにも、1989年の集団強姦事件について「被害者は美人だった。市長である自分が最初にやる(レイプ)するべきだった」、中国が南シナ海に作った人工島について「水上バイクで中国の人工島に行ってフィリピン国旗を立てる」、オバマ大統領について「売春婦の息子め、地獄に落ちろ(のちに謝罪)」など、過激な発言を繰り返していることから「フィリピンのドナルド・トランプ」と揶揄されています。
◆ドゥテルテ大統領の過激な犯罪対策
ドゥテルテ大統領が市長時代に行った麻薬取り締まり政策は、捜査の過程で容疑者が抵抗した場合、その場で射殺する許可を出し、殺害者には賞金を出すという過激な政策。結果としてダバオの治安は劇的に改善されましたが、たった1年間で死者の数は7,000人に上り、無抵抗の高校生を射殺したことが明らかになって過去最大のデモも実施されました。複数の人権団体から麻薬取り締まり政策は「超法規的な殺人」だと非難されており、ドゥテルテ大統領が犯罪者を容赦なく罰することから、「ダーティー・ハリー」ならぬ「ドゥテルテ・ハリー」と呼ばれています。

ドゥテルテ大統領は親日家

世界的には危険人物のレッテルを貼られているドゥテルテ大統領ですが、親日家の側面もあります。ドゥテルテ大統領は「戦後の日本の援助には感謝している」と公言しており、長年市長を務めていたダバオでは日系人コミュニティによる行事には欠かさず出席。日本の戦没者供養などにもよく顔を出していて、東日本大震災では海外の自治体の中でいち早く被災者受け入れを表明し、2013年には戦前日本人街があったダバオ市のミンタルに比日友好の記念碑を自費で建立しています。